お知らせ・ブログ
Blog
Column 住むテラスからお客様へのお知らせ
山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。
空き家を売却せずに持っているとどうなる?固定資産税が増えるリスクを知っておこう!
2024.04.18
空き家の売却や保有は、単なる資産管理ではありません。
固定資産税と都市計画税の理解が不可欠です。
これらの税金は、資産の価値を左右し、長期的な財務計画にも影響を与えます。
責任感が強く、自己の資産を積極的に管理する人々にとって、この情報は極めて重要です。
□空き家を売却しないで保持している際にかかる税金とは?
1:固定資産税の基本
固定資産税はすべての不動産に課されます。
土地と建物が対象で、通常は課税標準額の1.4%で計算されます。
住宅用地の特例があり、一部の土地では税額が軽減されます。
2:都市計画税の理解
都市計画税は市町村によって異なりますが、0.2%から0.3%が一般的です。
こちらも住宅用地の特例の対象となり、税額が安くなる可能性があります。
3:相続税の注意点
空き家を相続する場合、相続税の対象になり得ます。
相続税は相続人が相続した遺産の課税価格が基礎控除額を超える時に発生します。
相続財産の全体像を把握し、必要な場合は相続税の申告・納税が必要です。
□特定空き家のリスクを紹介!
1:特定空き家の指定基準
管理が不十分な空き家は「特定空き家」と指定される可能性があります。
平成27年に施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」により、こうした空き家への対策が強化されました。
特定空き家として指定される可能性があるのは、倒壊等で保安上危険な状態、衛生上有害な状態、景観を損なう状態、および周辺生活環境を保全するために放置が不適切である状態です。
これらの状態が確認された場合、自治体からの指定がなされることになります。
2:特定空き家の税金影響
特定空き家に指定されると、固定資産税や都市計画税が増加するリスクがあります。
住宅用地の特例から外されるため、税負担が大幅に増加します。
具体的には、特定空き家の宅地は固定資産税や都市計画税の計算上、住宅用地特例の対象外となり、結果として翌年以降の税金が大幅に増加することになります。
また、この増税は所有者にとって大きな負担となり、放置された空き家を適切に管理する動機付けとなる可能性もあります。
3:管理と処置の重要性
特定空き家の指定を避けるためには、適切な管理が重要です。
自治体からの勧告や命令を遵守し、必要に応じて適切な処置を行うことが求められます。
特定空き家に指定された場合の流れは、空き家の調査から始まり、特定空き家に指定された後に自治体からの「助言・指導」があります。
改善が見られない場合は「勧告」がなされ、その後「命令」に切り替わり、50万円以下の罰金が科される可能性があります。
最終的には自治体による取り壊し(行政代執行)が行われ、その費用が所有者に請求されることになります。
□まとめ
空き家の保有や売却は、固定資産税や都市計画税の理解が欠かせません。
特に、特定空き家のリスクを避けるためには、適切な管理が必要です。
これらの知識は、責任感が強く積極的に資産管理を行う人々にとって、資産価値の最大化に不可欠です。
山口市・防府市周辺で不動産のことでお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。