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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2024.05.11

土地売却における責任について解説!避けるべき罠と安全な対策

土地売却は多くの人にとって大きな取引ですが、その過程で避けて通れないのが契約不適合責任です。
この責任についての理解が不十分なまま売却に臨むと、後になって大きな問題に直面する可能性があります。
そこで、この記事では、契約不適合責任の基礎知識と、土地売却時にこの責任から逃れるための実用的な対策について掘り下げていきます。

 

□契約不適合責任とは何か?土地売却時の基礎知識

契約不適合責任とは、簡単にいうと、売却した土地が契約時に約束された状態と異なる場合に売主が負う責任のことを指します。
この概念は、以前は「瑕疵担保責任」として知られていましたが、2020年の民法改正により、現在の名称に変更されました。
変更の背景には、契約内容の適合性をより明確に問う現代の取引ニーズがあります。

1:契約不適合責任の定義と変遷

契約不適合責任は、売却された土地の種類、品質、数量が契約に適合していない場合に、売主が負う責任を指します。
2020年の民法改正前は、隠れた瑕疵に注目が集まっていましたが、改正により契約内容そのものの適合性が重視されるようになりました。

2:責任追及の方法

買主は、土地が契約内容に適合しない場合、追完請求、代金減額請求、損害賠償請求、契約解除といった方法で売主に責任を追及できます。
これらの方法は、買主が契約に基づく権利を適切に行使するためのもので、売主はこれらの可能性を理解し、適切な対応を取る必要があります。

 

□売主が取るべき対策!リスク回避のために

土地売却時に契約不適合責任から逃れるためには、売主があらかじめ適切な対策を講じておくことが重要です。
以下では、具体的な対策方法について紹介します。

1:物件状況等報告書の交付

土地売却に際して、物件状況等報告書を作成し、買主に交付することで、土地や建物の現状について正確な情報提供を行います。
これにより、後から「知らなかった」というトラブルを回避できます。

2:瑕疵担保保険への加入

既存住宅売買瑕疵保険に加入することで、契約不適合が発生した場合の費用を保険会社が負担してくれます。
これにより、売主は大きな負担から逃れられます。

3:ホームインスペクションの実施

建物の状況調査を専門家に依頼することで、契約不適合のリスクを事前に把握し、適切な対策を講じられます。
これは、買主への信頼性向上にもつながります。

4:売買契約書の法的チェック

最後に、売買契約書を法的専門家にチェックしてもらうことで、契約書に未然に問題がないかを確認し、トラブル発生のリスクを低減できます。

 

□まとめ

土地売却時には、契約不適合責任が大きな問題となり得ます。
しかし、売主が適切な対策を講じることで、このリスクを大幅に軽減可能です。
物件状況等報告書の交付、瑕疵担保保険への加入、ホームインスペクションの実施、売買契約書の法的チェックなど、具体的な対策を実行することで、安心して土地売却を進められるでしょう。
山口市・防府市周辺で何かお困りの方はお気軽にご相談ください。