お知らせ・ブログ
Blog

Column

山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2024.08.25

不動産売却と固定資産税滞納の関係!差押え・任意売却・注意点まで解説!

固定資産税の滞納が、不動産売却を検討している方にとって大きな不安材料になっているのではないでしょうか。

「売却したいけど、税金滞納がネックでどうすればいいのかわからない」
そんな悩みをお持ちの方のために、この記事では、固定資産税滞納状態での不動産売却について詳しく解説します。
差押えのリスクや、滞納中でも可能な売却方法、そして任意売却といった選択肢まで、具体的な事例を交えながら解説することで、安心して売却を進められるようサポートします。

□固定資産税を滞納した不動産の売却!差押えリスクと売却方法

固定資産税を滞納したまま不動産を売却しようとすると、差押えのリスクがつきまといます。
差押えとは、税金滞納者が納税義務を果たさない場合、国が強制的に財産を差し押さえる行為です。

*差押え前の売却

差押え前に売却する場合、売却代金から滞納税金を差し引いた残りを手に入れることができます。
ただし、売却前に滞納税金を完納する必要があるため、完納が難しい場合は分納を検討する必要があります。
税務署に相談することで、分納の許可が下りる場合があります。

*差押え後の売却

すでに差押えを受けている場合は、売却前に差押えを解除する必要があります。
差押えの解除には、滞納税金の完納が必要になります。
完納が難しい場合は、税務署と交渉し、売却代金を滞納分に充当したり、分納で支払ったりするなどの方法を検討する必要があるでしょう。

*任意売却

差押えを受けている場合でも、任意売却という選択肢があります。
任意売却とは、競売にかけられる前に、不動産を市場価格で売却する方法です。
債権者の同意を得て行うため、競売よりも高い価格で売却できる可能性があります。
しかし、任意売却は通常の売却よりも時間がかかる場合があり、売却価格が低くなる場合もある点は留意が必要です。

□固定資産税滞納時の注意点!

固定資産税の滞納は、不動産売却だけでなく、様々な面で影響を及ぼします。
売却を検討する際には、以下の点に注意する必要があります。

1:分納の注意点

分納が認められたとしても、分納中に滞納税金を完納できない場合、差押えを受ける可能性があります。
また、分納中は延滞金が発生するため、完納までに多額の費用がかかる可能性もあります。

2:売却後の納税義務

売却後も、売却した年の固定資産税は売主が負担する必要があります。
売却時期によっては、売主が売却後の固定資産税を負担することになるため、売却前に税務署に相談し、納税義務を確認しておくことが重要です。

3:法律・税務面でのリスク

固定資産税の滞納は、法律・税務面のリスクも伴います。
売却前に、弁護士や税理士に相談し、法律・税務的な問題点を事前に把握しておくことが重要です。

□まとめ

固定資産税の滞納は、不動産売却を困難にする大きな要因となります。
差押えのリスクや売却後の納税義務など、様々な注意点があり、売却を進める際は慎重な対応が必要です。
売却前に税務署や専門家に相談し、状況に応じた適切な方法を選択することが重要です。
この記事が、固定資産税滞納状態での不動産売却に関する理解を深める一助となれば幸いです。

当社では、山口市・防府市周辺でお客様のニーズに合わせた多角的な売却サポートを提供しております。
関連業種との連携により、幅広いサービスを提供いたします。