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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2022.07.30

「離婚後、家の共同名義をそのままにしておくとどうなるのか知りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、離婚後も家を共同名義にしておくメリットとデメリット、また共有名義問題の解決策をご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。

□家を共同名義にしておくメリットとデメリットとは?

家の共同名義は、離婚をしたら自動的に変更されるわけではないため、自分たちで名義変更を行わない限り共同名義のままの状態が続きます。
ここでは、共同名義のまま放置しておくと、どのようなメリットとデメリットが存在するのかについて解説します。

まずはメリットについてです。
メリットとして挙げられるのは、変更手続きが不要であることです。
名義変更の際の手間がかからないため、忙しい方や手続きが面倒な方にとっては何もしなくても良いため、とても楽でしょう。

しかし、名義変更をそのままにしておくメリットは以上の1つだけしか考えられません。
続いては、デメリットをご紹介します。

デメリットとしてあるのは、離婚後もお互いの関係が続いてしまうことです。
家を含む固定資産税の支払いに関しては、お互いが同じように負担する必要があります。
また、家を売る際やリフォームする際には、共同名義にある人全員の同意を取らなければいけません。
そう考えると、離婚後も関係が続いてしまい、精神的負担となることが考えられます。

さらに、共同名義を放置したまま夫婦の片方が家を出ていけば、住宅ローンの契約違反となってしまいます。
特に、ペアローンの場合、夫婦それぞれがローンの契約をし、お互いの連帯保証人となっているため、契約者が家に住んでいることが条件と決められています。
もし契約違反だとみなされると、ローンの一括返済を迫られる可能性もあります。

□共同名義に関する問題の解決策とは?

離婚をした際、家を共同名義のまま放置しておくとさまざまなデメリットがあるため、名義は変更することをおすすめします。
しかし、名義変更をする際に、どちらの名義にするのか、代償金はどうするのかなど、あらゆる問題が発生してしまうことも考えられます。

この場合の1番の解決策が、家を売却することです。
共同名義であれば、家の売却は夫婦一緒に行う必要があります。
もし売却の際に住宅ローンの残高が家の売却価格よりも下回っている場合、住宅ローンの返済後に残ったお金は夫婦で分け合えます。
住宅ローンも全て完済できるため、家の問題を持ち込まずに離婚が可能です。

また、オーバーローンの状態で家を売却する場合でも、住宅ローンの残高を大幅に減らせます。
家を売却することで、共同名義の状態から解放されるため、お互いストレスなく離婚ができるでしょう。

□まとめ

今回は、離婚後も家を共同名義にしておくメリットとデメリット、また共有名義問題の解決策をご紹介しました。
共同名義に関する問題の解決策としては、家の売却が1番問題を解消できる方法です。
山口市・防府市周辺で家の売却をお考えの方は、ぜひ当社までご連絡ください。