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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2022.12.14

「住宅ローン控除」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
正式には、「住宅借入金等特別控除」と呼ばれる制度のことです。
一定の条件で住宅ローンを組み物件を購入すると、ローン残高に応じて税金が戻ってくる制度です。
今回は中古住宅の住宅ローン控除の適用条件や事前に確認すべきポイントについて解説します。

□中古住宅の住宅ローン控除の適用条件について

中古住宅で住宅ローン控除を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。

1つ目は自ら居住することです。
住宅の取得後、6ヶ月以内に入居し、控除を受ける年の年末まで居住している必要があります。
居住実態は住民票によって確認されます。

2つ目は床面積が50平方メートル以上であることです。
この面積の測定方法は、不動産登記簿上の面積で確認されます。
一般的な広告に記載されている面積とは異なる場合があるため注意しましょう。
また、登記簿の面積は、戸建て住宅の場合は壁心面積、マンションの場合は内法面積となります。

3つ目は1982年以降に建築された住宅であることです。
2022年の税法改正によって大きく変わったポイントです。
以前と比べて大幅な緩和となりました。

4つ目は住宅ローンの返済期間が10年以上であることです。
10年以上の住宅ローンを利用していなければ、控除を受けられません。

5つ目は年収が2000万円以下であることです。

6つ目は特定の制度と併用していないことです。
特定の制度とは、「3000万円の特別控除」や「居住用財産の買い替え特例」などを指します。

□住宅ローン控除を受ける前に確認すべきポイントとは?

1つ目は繰り上げ返済のタイミングです。
住宅ローン控除は年末残高の0.7パーセントが控除される仕組みとなっています。
そのため、繰り上げ返済すると控除額が少なくなってしまうのです。
より多くの控除を受けるためには、控除期間の10年、または13年が経過した後に繰り上げ返済すると良いでしょう。

2つ目は住宅ローンの控除期間を把握することです。
税法改正により住宅ローン控除の制度は2025年までとなりました。
2025年以降も住宅ローン控除が継続されるかは現時点で判断できないため、期限があることを頭に入れておきましょう。

□まとめ

今回は中古住宅の住宅ローン控除の適用条件や事前に確認すべきポイントについて解説しました。
住宅ローン控除を受けるためには、今回お伝えしたさまざまな条件を満たす必要があります。
山口市、防府市周辺で中古住宅の購入を検討されている方は、ぜひ当社にご相談ください。