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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2023.02.13

離婚時の名義変更には財産分与にまつわるトラブルもあり、共有名義を解除せずに離婚したい方も多いのではないでしょうか。

しかし、共有名義を解除せずに離婚してしまうと、離婚後も共有名義のことで関係が続いてしまい、お互い気まずい場合があります。
今回は、共有名義を解除しないことのリスクや、解除が難しい場合の対処法について解説します。

□離婚で家を共有名義から名義変更しない場合のリスクとは?

離婚後も共有名義を続ける上で最も注意する必要があるケースは、住宅ローンが残っている場合です。
相手がローンを滞納した際に連帯債務者になっていると、あなたがローンを支払う必要があります。
相手と連絡が取れなくなってしまえば、ローンの残高を全額負担するか、家を競売にかけて売り払われてしまいます。
ローンが残った状態で共有名義を解除しない場合は、相手と連絡が付くと確信できる場合のみにしましょう。

一方で住宅ローンが完済済みでも、安心できません。
不動産の共有名義は、それぞれの共有者に対して任意に決められた不動産の一部を分ける方法です。
そのため、共有名義人ごとに持分の割合が定められており、その持分は個人が自由に扱えます。

相手に許可なく持分を売却された場合、全く知らない第三者と共有関係になる恐れがあります。
ローンを完済していても互いに勝手に売却しないように注意しましょう。

□離婚時に名義変更が難しい場合の対処法について

名義変更や共有名義の解除が難しい場合は、住宅を売却してしまう方法がおすすめです。
売却はリスクの少ない方法で、離婚相手とのトラブルだけでなく、銀行とのトラブルも少なくなります。
住宅ローンをめぐるトラブル以外に、財産分与がスムーズな点もメリットでしょう。

住宅を残して財産分与する場合、家に住む方が出ていく方にお金を支払う場合があります。
お金と住宅、それぞれで与えられる財産が異なるため、住宅を残した財産分与はどうしても不平等になりやすいと言えます。
完全に平等な財産分与にしたい方は、売却も良い選択肢でしょう。
また、売却したお金で住みかえれば、名義変更が難しい場合の代替策にもなります。

□まとめ

今回は、離婚時に家を名義変更しない場合のリスクについて解説しました。
共有名義を解除せずに離婚してしまうと、後から面倒なトラブルに巻き込まれやすくなります。
住宅ローンのトラブルや、元夫婦の関係をすぐに断ち切りたい場合には、必ず共有名義を解除しておきましょう。
山口市・防府市周辺でリフォームにお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。