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山口市・防府市で不動産売却を手がける住むテラスが、不動産売却に関するお役立ち情報や豆知識をご紹介します。不動産のスペシャリストとしての知識や経験、地域密着型の情報力を活かした内容をお届けいたしますのでご覧ください。

2025.12.17

農地の固定資産税はいくら?計算方法と目安をわかりやすく解説

農地を所有されている方にとって、毎年かかる固定資産税は無視できない支出の一つです。
その税額が具体的にいくらになるのか、どのように計算されるのか、そしてご自身の農地がいくらになるのかを知りたいという思いは、多くの方が抱かれていることでしょう。
特に、市街化区域内にある農地と、それ以外の地域にある農地では、税金の計算方法や税額に大きな差が生じるため、ご自身の農地がどちらに該当するかによって、税負担は大きく変わってきます。

今回は、農地にかかる固定資産税の目安から、その計算方法、そして面積からおおよその税額を把握するための具体的なアプローチまでを、分かりやすく解説していきます。

農地の固定資産税の目安

税額の目安は土地の評価額で決まる

農地にかかる固定資産税の税額を左右する最も重要な要素は、その土地の「固定資産税評価額」です。
この評価額は、総務大臣が定める固定資産評価基準に基づいて、各市町村(東京23区の場合は都)が個々の土地ごとに実地調査などを踏まえて決定するもので、土地の客観的な価値を反映しています。
税額計算の基礎となるこの評価額は、原則として3年に一度見直されることになっており、土地の形状や利用状況、周辺の状況なども考慮されて算定されます。
したがって、まずご自身の農地の評価額を把握することが、税額の目安を知る第一歩となります。

市街化区域農地とそれ以外で税額が大きく異なる

農地は、その立地や利用状況によって、「市街化区域農地」と「市街化区域農地以外(一般農地)」という二つの区分に大別され、それぞれ税額に大きな違いが生じます。
市街化区域農地とは、都市計画法で定められた市街化区域内に位置し、将来的に宅地や商業施設など、農地以外の用途への転用が見込まれる土地です。
そのため、評価額が高めに設定されやすく、結果として固定資産税額も高くなる傾向があります。
一方、一般農地は、農地としての利用が継続されることが前提とされており、税負担を軽減するための特例措置が適用されることが一般的です。
これにより、市街化区域農地に比べて大幅に税額が抑えられています。

面積からおおよその税額を概算する方法

ご自身の農地の固定資産税額を大まかに把握したい場合、面積から概算する方法が参考になります。
最も確実なのは、毎年4月頃に自治体から送付される「固定資産税納税通知書」で課税標準額を確認することですが、それが難しい場合は、まず所有する農地の正確な面積(平方メートル単位)を把握しましょう。
次に、お住まいの地域の自治体が公開している固定資産税に関する資料や、過去の納税通知書などから、おおよその農地評価額単価や、適用される軽減率、そして標準税率(1.4%)を参考に計算します。
例えば、農地面積に評価額単価を掛け、軽減措置を適用した課税標準額を算出し、それに税率1.4%を乗じることで、年間の固定資産税額のおおよそを概算できます。
ただし、評価額や軽減措置は地域や個々の農地の条件によって大きく異なるため、あくまで目安として捉え、正確な金額については自治体へ確認することが不可欠です。

農地の固定資産税はどのように計算される?

固定資産税の計算式は「評価額×税率」である

農地にかかる固定資産税の計算は、原則として「課税標準額×税率」というシンプルな式で行われます。
ここでいう「課税標準額」とは、固定資産税評価額をもとに、土地の状況に応じて適用される軽減措置や負担調整措置などを經過した後の金額であり、実際に税金が課される対象となる金額です。
標準税率は1.4%と定められていますが、市町村によっては条例によりこれと異なる税率を定めることも可能です。
つまり、固定資産税額を決定するには、まず評価額から課税標準額を算出し、それに当該自治体の税率を掛ける、という二段階のプロセスを経ることになります。

農地の評価額はどのように決まるか

農地の固定資産税評価額は、土地の客観的な価値を反映させるために、固定資産評価基準に基づいて算定されます。
この評価額は、土地が所在する市町村によって定められており、具体的には、その土地が「市街化区域農地」か「市街化区域農地以外」か、さらにその土地が属する地域区分、地理的条件、生産力といった要素を総合的に考慮して決定されます。
市街化区域農地の場合、周辺の宅地化の状況なども加味され、一般農地よりも高めの評価額となる傾向があります。
一方、一般農地は、その生産性に応じて段階的に評価されるのが一般的です。
これらの評価額は、3年ごとに見直されることになっています。

市街化区域農地での具体的な計算例

市街化区域農地にかかる固定資産税の計算例を見てみましょう。
例えば、ある市街化区域内に300平方メートルの農地があり、1平方メートルあたりの固定資産税評価額が20,000円だったと仮定します。
この場合、土地全体の評価額は300㎡×20,000円/㎡=6,000,000円となります。
しかし、市街化区域農地には、固定資産税の負担を緩和するための特例措置が適用されることが多く、ここでは評価額の3分の1が課税標準額になるとします。
すると、課税標準額は6,000,000円×1/3=2,000,000円となります。
この課税標準額に標準税率1.4%を掛けると、年間の固定資産税額は2,000,000円×1.4%=28,000円となる計算です。
ただし、この軽減措置の割合や評価額は地域によって大きく異なりますので、あくまで一例としてご理解ください。

まとめ

農地の固定資産税は、土地の評価額を基に、市街化区域農地か否か、そして適用される個別の軽減措置によって税額が大きく変動します。
計算の基本は「課税標準額×税率(標準1.4%)」ですが、その課税標準額がどのように算出されるかが重要であり、特に市街化区域農地では、その立地が税負担に影響を与えます。
ご自身の農地の正確な評価額や課税標準額、そして最終的な税額を知るためには、自治体から送付される固定資産税納税通知書を確認するか、直接役所の税務担当窓口に問い合わせることが最も確実な方法です。
農地を適切に管理し、税金制度への理解を深めることは、農業経営を安定させる上で不可欠な要素と言えるでしょう。

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